毎週絵本

毎週、子ども向けに図書館で絵本を10冊借りることを習慣にしています。季節に合ったおすすめ絵本を紹介していきます。

うみの100かいだてのいえ

緊急事態宣言がとうとう解除されました!
保育所も通常通り預けられるようになり、仕事の面ではほっとしています。
やっぱり、こどもがいる中でのテレワークはきつかった・・・。

できるだけこどもが起きている時間は相手をしよう!とか考えてしまったので、
朝5時から仕事をして早く終えて、散歩に連れ出したりしていました。
今になると、そんなにがんばらんでも・・・って思うのですが、
コロナが子どももストレスになっちゃいかん!と思い詰めていました。
もっと長引いていたら、私がおかしくなってましたね(笑)

今日は、先週に続いて海がテーマの絵本です。
私は旅行に行きたいんだな~、きっと。

うみの100かいだてのいえ

  • 作者(文・絵):いわいとしお
  • 初版:2014/6
  • 対象年齢:3歳から

あらすじ

「テンちゃん」という人形を抱いて、女の子は船に乗っています。
カモメに餌をあげようとしたら、ジャプーン!!
カモメのはねがぶつかって、テンちゃんはうみに落ちてしまいます。

女の子はテンちゃんにかわいいお洋服やアクセサリーをつけていましたが、
海に落ちたひょうしに全部とれてしまいます。
たどり着いたのは海の中にある100かいだての家。
10階ごとに違う動物が住むこの家をどんどん下に降りて行って、
お洋服やアクセサリーを見つけるテンちゃん。

テンちゃんは、女の子のところに帰ることができるかな??

おすすめポイント

だんだんおしゃれになっていくテンちゃん

 大人気、100かいだてのいえシリーズ3作目です。
今回は「テンちゃん」というお人形が海の中のいえを下に下に降りて行きます。
途中で見つけたお洋服やアクセサリーは、住人がすでに使ってしまっていて、
他のものと交換してもらいます。

交換のアイディアや、それらを身に着けてバージョンアップしていく
テンちゃんの様子、背景の細かい描写がとてもおもしろく、
じーっと長い間眺めていられる絵本です!

作者について

作者はいわいとしおさんです。

もともとは映像作家で、あの「ウゴウゴルーガ」の
CGキャラクターデザインを担当された方です。
ウゴウゴルーガは90年代に放送された子ども向け番組ですが、
いまだに強烈な印象が残っているという方も多いと思います。

ハイテクを駆使して作品を作り出してきたいわいさんが、
絵本の道へ進むきっかけになったのは、1冊の本でした。
いわいさんが手作りのおもちゃでお子さんと遊ぶ様子を書いた本、
いわいさんちへようこそ!が出版社の目に止まり、絵本を作ることになりました。

お子さんが数字の繰り上がりに悩んでいたこと、
絵本の世界でも自分らしい表現をしたい、ということを考えていく中で、
建物をモチーフにした、縦型の絵本のアイディアができたそうです。

いわいさんのブログも拝見しましたが、おうちでの遊びでも
クオリティが高すぎる・・・!
まねしようと思ったけど、できるだろうか・・・。

iwaisanchi.exblog.jp