もりのとしょかん
休業要請が少し緩和され、私の住む地域でも図書館がようやく開館することになりました。毎週図書館で本を借りることが習慣になっていたので、ほんとうにうれしいです。そんな思いの人はきっと私だけではないでしょう!今日は図書館にちなんだ絵本です。
少しずつ日常に戻っていくのでしょうけど、コロナ前とはちょっと違うものになっているかもしれませんね。マスクをつける、テレワーク推奨、等は習慣として残りそうな気がしています。こうやってどんどん生活は変わって行くのですね。
あらすじ
ふくろうさんは、森の奥の杉の木の家で一人暮らしをしています。
本が大好きなフクロウさんのおうちは、壁一面本でいっぱいです。
普段、ふくろうさんを訪ねる人はだれもいません。
森に迷い込んだきつねの子とうさぎの子に本を読ませてあげたことを
きっかけに、森のみんながフクロウさんの家に通うようになりました。
みんなが自由に家に出入りできるよう、フクロウさんは看板を立てました。
「ほんがすきなかたはだれでもごじゆうに ただしおしずかに」
また、本をうまく探せるように、本の配置図を書いた看板も立てました。
みんな、本を読んだり、ノートを広げたり、お昼寝をしたり、おやつを食べたり。
日が暮れるまで、思い思いに本を楽しみました。
フクロウさんは、大好きな本をみんなも楽しんでくれてとてもうれしく思いました。
みんなが帰った後、フクロウさんの家の入口には「もりのとしょかん」という看板が追加されました。
おすすめポイント
この過ごし方、あこがれる!
本がいっぱいの家、あこがれますね~。
我が家でも、「図書部屋を作って本をいっぱい並べたい!」と
夫婦で話していた時期もありました。
予算の問題で難しそうですけど・・・。
好きな本を読んで、眠くなったら昼寝して、本を片手に勉強して、
横には大好きなコーヒーとおやつ。
なんて贅沢な時間なんだろう・・・。
老後はこうやって過ごしたい!と、幼児向けの絵本を見ながら
思ったのでした(笑)。
作者について
作者はふくざわゆみこさんです。
フクロウさんのおうちは円柱型なのですが、上から下まで、
壁一面ぐるっと本がいっぱいです。
この家の設計自体すごいなと思ったのですが・・・。
舞台が壁一面の本棚なのでものすごくたくさんの本を描きました。
どのページも同じ場所に同じ本が並んでいる筈。
ほ、ほんとに同じ場所に並んでる~!!
この細部までのこだわりが、ふくざわさんの絵本の世界観を描いているのですね。
ふくざわさんの絵本はこちらでも紹介しています。