ふねくんのたび
緊急事態宣言が解除されつつありますね。
少し落ち着いてきたようでほっとします。
でも、感染しなくなったわけではないし、ワクチンもまでできていません。
どこまで通常に戻すのかは個人の判断になるのだと思いますが、
どうしたものかなぁ・・・と我が家ではまだルールが決め切れていません。
今週は、ちょっともやもやするこの気持ちを晴らしてくれる絵本を選びました。
すっきりしたブルーがきれいですよね!
あらすじ
ちいさな町に住むふねくん。
あるひ男の子に、友達に手紙を届けてほしいと頼まれます。
ふねくんは、手紙の届け先である大きな港町に向かって出発します。
青くてひろい海をぐんぐんすすみます。
途中でいるかくんに会ったり、おもしろい形の島を横切ったり、
嵐に遭って転覆しかかったり・・・。
大変な目にもあったけど、マイペースで進むふねくん。
すると、少しずつ他のふねが見えてきました。
とうとう大きな港町に到着し、お友達にお手紙を渡すことができました。
おすすめポイント
青い海と青い空、広々してて気持ちいいな~。
全ページにわたってほぼ海の絵が描かれています。
写実的ではなく、イラストといった感じなのですが、
とってもきれいなんです。
海に奥行きがあって、広々して見えるのも不思議・・・。
ふねくんが大きな港に向かう道中を描いた超シンプルなストーリーも、
海の気持ち良さを引き立てているように感じます。
気持ちよ~く読める絵本ですよ!
作者について
作者はいしかわこうじさんです。
この海は、いしかわさんの好きなフランスやイタリアの港町+
取材した熱海や伊東がモデルになっています。
港に太陽が昇る様子やカモメが飛んだり船が行き来する様子を
じっくり観察して絵に生かされたとのことです。
いしかわさんは、この絵本の色使いにとてもこだわりがあり、
印刷会社の方も発色に苦労されたそうですよ。
この海の雰囲気を出すのは、やっぱり大変なんですね!!
いしかわさんの絵本はこちらでも紹介しています。