毎週絵本

毎週、子ども向けに図書館で絵本を10冊借りることを習慣にしています。季節に合ったおすすめ絵本を紹介していきます。

うみのいろのバケツ

4月からダイエットを始め、2カ月で体重が2Kg減りました!
緩やかですが、まぁいいペースかなと思います。

最初は厳しめの糖質制限をしていたのですが、
それは1カ月ぐらいでやめました(笑)

できるだけ糖質の少ないものを!と思いこんな生活をしていましたが、
 ・主食は豆腐
 ・コンビニではおにぎりよりフランクフルト
 ・おからパウダーを使ってパンやおやつを手作り
 ・麺類を食べたい時は糸こんにゃくを代用
楽しくないし、体にいいとは思えなかった・・・。

今は野菜もお肉もお魚も食べ、油と砂糖を控えるようにしています。
好きなものを「からだにもいいよね~」を思いながら食べられるので
なんだか幸せ・・・。

今週も海の絵本です。
海が近所にあるっていいなぁ。

うみのいろのバケツ

  • 作者(文):立原えりか
  • 作者(絵):永田萌
  • 初版:1983/7/11 (新装版)2013/7/12
  • 対象年齢:不明(独断で4歳~)

あらすじ

おんなのこはバケツを持って海に行きました。
バケツはうみとそっくり同じ色です。

おんなのこは海で泳いだ後、家に帰ろうとすると、
砂浜に置いたバケツの中でかにの親子が眠っていました。
おんなのこはそのままバケツを置いて家に帰りました。

次の日はやどかりたち、その次の日は魚たち。
「みんな私のバケツが好きなのね」
おんなのこはまたバケツを貸してあげることにしました。

翌日、バケツはさかさまになっていて、
「こんどは私にバケツを貸してね」中から小さな声が聞こえました。
中にいるのはなみのむすめで、なみのわかものと結婚するために
ドレスを編んでいるのでした。

おんなのこはそれから毎日バケツの様子を見に来ました。
バケツの隙間から銀の編針が出てきて波の泡でレースを編む様子は
いつまで見ていても飽きません。

夏休みが終わる日、バケツの横にはまっしろなドレスを着た、
きれいなちいさいひとが立っていました。
おんなのこにお礼を言った後、波に運ばれて行きました。

 

おすすめポイント

ロマンチックで不思議なおはなし

この絵本は私が小さい頃に買ってもらったものなのですが、
うーん、一番好きな絵本かもしれません。
不思議なストーリー、ウエディングドレス、波の泡でできたレース、
女の子がちょっと背伸びして憧れるものが詰まっています。

また、永田萌さんのやさしい絵がこの世界観にぴったりで。
昼間の海、夕方の海、雨の日の海、全部色が違うところや、
女の子のかわいい服(ほんとにオシャレ)や、
なみのむすめの美しさに見とれてしまいます。

おばさんになってから読んだのは久々ですが、
やっぱり心を揺さぶられましたよ!

作者について

作者(文)は立原えりかさん、(絵)は永田萌さんです。
今回は永田萌さんにスポットをあててみたいと思います。

永田萌さんはいわさきちひろさんに憧れ、絵の道へ進みます。
最初は出版社で働きますが、その後イラストレーターとして独立。

駆け出しのイラストレーターの頃にやなせたかしさんから
子ども向け雑誌の挿絵の依頼を受けます。
やなせさんの言葉が、永田さんの今後の道を定めたのだそうです。

「子供達の為の絵だからこそ、手を抜かずに描く人でないと
上質な夢と絵は生まれないと信じている。
それには、描く人も上質でないといけない。
だから萠さんに頼もうと思った。」

出典: ちょっとひと息 おたのしみ広場|永田萠 - 妖精村

 

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www.yohseimura.co.jp