ブルくんかなちゃん いもむしくん
3月が近づいて、温かい日も増えてきましたね!今日は春の気分を味わえる絵本を紹介します。うちの子もいろいろな虫を持って帰ってくるようになるのかな・・・
あらすじ
いぬのブルくんとかなちゃんはが庭で遊んでいると、葉っぱの上にいもむしを見つけました。ちょっといもむしが怖いブルくんですが、かなちゃんはおかまいなしにいもむしを箱に入れて自分の部屋に持って帰ります。
かなちゃんが部屋を出て行ったあと、いもむしが一匹箱から這い出して、壁をのぼっていってしまいます。ブルくんはいもむしが気になって仕方がありませんが、かなちゃんは全く気が付きません。
次の日、かなちゃんはいもむしと遊びました。その次の日はお絵かきをしました。何日かたって、ブルくんもかなちゃんもいもむしのことを忘れた頃、いもむしはちょうちょになって飛び立っていきます。
おすすめポイント
子どもらしくてかわいいかなちゃんと、優しいブルくんの関係
ブルくんは怖い顔をしていますが、ちょっと臆病で優しい犬さん。かなちゃんは好奇心でそのまま動いている感じの、のびのび元気な女の子です。ブルくんはかなちゃんの行動にいつも振り回されている感じもしますが、お互い大好きな友達同士で、いつも仲良く遊んでいます。
ブルくんかなちゃんシリーズ3作目のいもむしくん。ふくざわゆみこさんの画力の高さで、最後に出てくるちょうちょがとても美しくはっとします。ですが、この絵本の最大の魅力は、最初は興味のあったいもむしくんをすぐに忘れてしまうというかなちゃんですね。子どもらしいかわいさが本当にほほえましいです!ふくざわさんの絵本はまず絵の美しさに惹かれますが、内容の優しさにいつも感心していまいます!
作者について
作者はふくざわゆみこさんです。ふくざわさんの生まれ育った家にミカンや牡丹の木があり、アゲハチョウの幼虫がいたそうです。幼い頃の思い出が、この絵本につながったのでしょうね!
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