ゆっくりのおはなし
先週に引き続き、新学期を迎えるお子さんを心配する保護者の方に紹介したいお話です。うちの子にも、こんな気の合うお友達ができるといいなぁ。
あらすじ
ともだちがほしいかめさんは、ある日森の広場で、動物たちに話しかけます。
「あーーーーーーーーーーーーーーー」
動物たちは、かめさんが何を言っているのかわからず行ってしまいます。
「そーーーーーーーーーーーーーーー」
これまた動物たちには通じず通り過ぎてしまいます。
「ぼーーーーーーーーーーーーーーー」
やっぱりお友達はできないのかとかめさんががっかりしていたら、
「うーーーーーーーーーーーーーーーん」
と声が聞こえました。
さて、のんびりした声の主はだれでしょうか??
おすすめポイント
ゆっくりペースが合う、素敵な友達
このお話では、かめさんがゆっくりすぎて他の動物たちとはペースが合わず、なかなか友達ができません。でも最後にはかたつむりさんという、ペースの合うお友達ができました。人間でも同じですよね~。学校や職場に最初はなじめなくても、続けていれば「意外とこの人気が合うなぁ」という人に出会えたりします。
子どもにも良いお友達ができればいいなぁと思いますし、私自身にもまだまだ良いお友達に出会えたらいいなぁと思います。そのためには、かめさんみたいに、自分から「あーそーぼー」と、ちょっと勇気を出すことが必要なんでしょうね!
作者について
作者はひろかわさえこさんです。ひろかわさんの絵本は、いつも優しい内容で、読んでいてほっとします。
ひろかわさんの絵本はこちらでも紹介しています。