毎週絵本

毎週、子ども向けに図書館で絵本を10冊借りることを習慣にしています。季節に合ったおすすめ絵本を紹介していきます。

たまごのえほん

コロナウィルス、こんなに大変なことになるとは思っておりませんでした!
私は最近在宅勤務を続けていますが、先日所用で久々に出社しました。なんだか・・・、会社ってこんなにいいんだーーー!って勤続十数年で初めて思いました(笑)
家にずっとこもっているのって、子どもだけでなくおばさんだってしんどいのだな。。。

今日は、親子で一緒に遊べるしかけ絵本のご紹介です。みなさんが自宅で少しでも楽しく過ごせますように!

たまごのえほん

  • 作者(文・絵):いしかわ こうじ
  • 初版:2009/12/8
  • 対象年齢:0・1歳~

 

あらすじ

しろいたまご。たまごを割る(ページをめくる)と・・・中にはかわいいひよこさん。たまごからひよこが生まれたよ!

まんまるのたまご。このたまごからは、かめの赤ちゃんがうまれたよ!

小さいたまご。このたまごからは、かたつむりの赤ちゃんがうまれたよ!

最後はとっても大きなたまご!このたまごからは何がうまれるのかな?

 

たまごが割れるような見た目のページをめくると、中にはかわいい赤ちゃんが!「なんだかよくわからない!」という方はぜひ本家のホームページをご覧ください。文章で説明するよりも100倍わかりやすいです(笑)

www.doshinsha.co.jp

 

おすすめポイント

こどもがめっちゃたまごをめくります

我が家の子はたまごのページをめくるのがとってもおもしろいらしく、すごい勢いでめくります。『たまごをめくって戻して次のページに進む』っていう一連の処理スピードがなんか他の本と違いました。もう早く次のたまごを見たくて仕方がない感じです。

この絵本、文字数はとっても少ないんですけど、いろんなことを子供に教えてくれています。まずは、赤ちゃんってたまごから生まれるんだということ(そうじゃないのもいますが)。次は動物の鳴き声や動きに合わせた音。そして、最後のページでは親子が一緒に描かれていますが、親と子の見た目の違い。私はこどもにちゃんと教えたことはありませんが、絵本を楽しむ過程で自然と身につくって素敵ですよね。

ただ、我が子のたまごをめくるスピード感。ただめくってるだけで全く考えていないんじゃないだろうな・・・とちょっと不安になる母なのでした。

作者について

 作者はいしかわこうじさんです。

いしかわさんは子どもの頃から、絵を描くことや工作、折り紙が大好きで、大学卒業後はイラストレーターとして働きます。イラストの仕事に打ち込んだり、「ペーパーわんこ」という立体の犬の工作に力を入れたり時期を経て、ご自身のお子さんが生まれたことをきっかけに絵本の道へ進まれました。

 「新しい生命が生まれる瞬間に立ち会える絵本を作りたい」という気持ちからたまごの絵本はうまれました。たまごが割れる様子を表すための、ページが三方向に開く仕組みを実現するには製本等でかなり大変な課題があったそうですが、編集者や印刷会社の方の協力を得てなんとか実現したそうです。

いしかわさんはインタビューで、こう語っています。

 絵本は文章だけじゃなくて、アイデアを絵や色、形で表現することができるので、年齢も国籍も関係なく楽しめるのが魅力。

出典:好書好日

 たまごの絵本をはじめ、いしかわこうじさんの絵本は海外で翻訳出版されています。きっと世界の子どもたちも、たまごをぺりぺりめくって楽しんでいることでしょう!