毎週絵本

毎週、子ども向けに図書館で絵本を10冊借りることを習慣にしています。季節に合ったおすすめ絵本を紹介していきます。

はっぱのおうち

本日も雨の絵本を紹介します。
雨宿りも仲間がいればなんだか楽しい!

はっぱのおうち

  • 作者(文):征矢 清
  • 作者(絵):林 明子
  • 初版:1989/5/25
  • 対象年齢:2歳~

あらすじ

突然の雨に、さちははっぱのおうちで雨宿り。そこへカマキリ・モンシロチョウ・コガネムシ・テントウムシ・アリ・・・いろいろな虫たちも雨宿りに来ます。「みーんなおなじうちのひとみたい」さちは優しく虫たちを迎え入れます。
雨が上がったら、さちもみんなもほんとのおうちに帰ろう。お母さんが待ってるから。

おすすめポイント

なんだかほっとする

はっぱのおうちに雨宿りをしにきたさちと虫たち。知り合いでもないけど、同じ目的で集まったせいか気持ちが通じるようです。
家族のように虫たちを温かく迎え入れ、居心地良く過ごしている様子に、気持ちがほっとします。
ゆったりとひとやすみしたせいか、雨が上がったらみんな元気になったように感じられます。

作者について

林明子さんと、当時出版社の担当編集者だった征矢清さんの共作です。
征矢さんは林さんの製作をリードしてくれる「最高の編集者」で、後に二人は結婚し夫婦となります。
征矢さんは亡くなっていますが、林さんは尊敬する征矢さんの写真に今でも敬語で話しかけるそうです。この本のあたたかい雰囲気は、二人の信頼関係から生まれているのかもしれませんね。