毎週絵本

毎週、子ども向けに図書館で絵本を10冊借りることを習慣にしています。季節に合ったおすすめ絵本を紹介していきます。

あめぽぽぽ

今週も「雨」にちなんだ絵本を紹介します。
この本を読んだ後は、雨の景色がきれいに見えるかも。。。

あめぽぽぽ

  • 作者(文):東直子
  • 作者(絵):木内達郎
  • 初版:2009/5/1
  • 対象年齢:0・1・2歳

あらすじ

雨が降った日、ぼくはママとおでかけ。 雨はさあさあ降ってきて、傘にあたってぽぽぽぽぽ。雨で光った道を歩くとぴちゃぱちゃぽちょ。雨の日はいろいろな音が聞こえます。
ぽとぽとぽと、砂場では雨の足跡も見つけたよ。
雨のお散歩が楽しくなる絵本です。

おすすめポイント

雨の絵が光って見える!

降ってくる雨や濡れた道が光っているように見えます。ペタッとした感じのタッチ(表現が拙くてすみません・・・)なのですが、不思議です。
この絵と雨の音が絶妙にマッチしていて、雨の雰囲気を存分に味わうことができます。この本を読んだ後なら、雨の日の外出も楽しめるかもしれません。
ちなみにこの作品は、米国イラストレーター協会が開催するSociety of illustratorsの2009年書籍部門で銀賞を受賞しています。

作者について

東直子さんは、歌人であり小説家であり脚本家であり絵本作家であり、イラストまで描いてしまうという、マルチな才能をお持ちの方です。子育て中に雑誌に短歌を投稿するところから活動をはじめられました。

木内達郎さんは世界で活躍するイラストレーターです。国際基督教大学の生物学部を卒業後、アメリカの美大に進学、帰国後に出版社関連の仕事をはじめらました。
木内さんの絵の油絵のようなそうではないような独特なタッチは、コンピューターを使って描かれています。手描きの絵をスキャンして取り込むことで、コンピューターだけでは出せない自然なタッチを表現できるそうです。

才能あふれるお二人の作品、文と絵の両方から心に響くのも納得です。