レッツゴーおべんとう
しばらく食べ物の絵本が続きますよ~。
親子ともに食べるのが好きなので、選ぶ絵本もなんとなく食べ物寄りに。
あらすじ
きょうはたのしい遊園地。やってきたのは、おにぎりさん・たまごさん・やさいさん・フルーツさん・おにくさん。みんななにに乗るのかな?ゴーゴーレッツゴー!
おにぎりさんは、バイキング。手の形の船に乗ってゆらゆら。やさいさんは、かいてんボート。お水できれいに洗ってもらったみたい。おにくさんはフライパン型ゴンドラの観覧車。景色を楽しみながら、じゅうじゅうほかほか。
最後はみんなでお弁当型ジェットコースター。ガタガタ、ぐるぐる、シューー!!最後はこどもたちの前に「おまたせしました!」
おすすめポイント
細かい設定と、作者のいたずら心
手の形のバイキングでおにぎりを作り、かいてんボートで野菜を洗い、フライパン型のゴンドラでお肉を焼いて・・・。お弁当のおかずが遊園地の乗り物で少しずつ料理されていく様子を表現されています。
ブロッコリーさんとりんごさんは、乗り物に乗る前に自分の持っている水筒を物置かごに入れるところや、アスパラさんは最後にベーコンに巻かれるところ、乗り物の部品がお弁当にちなんだものでできているところ等、何かと描写が細かく見どころいっぱいです。
最後にジェットコースターに乗らなかった子が一人います。その子がどこに行ったのかは、読んでからのお楽しみ!作者のいたずら心も楽しめる1冊です。
作者について
作者は、「ごめんやさい」「ありがとまと」などのおやさいシリーズで人気のわたなべあやさんです。わたなべさんは、ナンセンス(笑い)とハッピーを絵本の中にかならず入れているそうです。このふたつは人生を豊かに生きていくために必要なもの。子どもだけじゃなく大人もハッピーに過ごしてほしいという思いを持たれています。
私はわたなべさんの絵本によく登場する、セクシーな顔をした食べ物に笑ってしまうのですが、おのあたりもわたなべさんのナンセンスな仕掛けなのかな?大人も楽しませてもらっています!