毎週絵本

毎週、子ども向けに図書館で絵本を10冊借りることを習慣にしています。季節に合ったおすすめ絵本を紹介していきます。

りんごがドスーン

今週もしつこく食べ物の絵本が続きます!
食べ物の絵本はバリエーション豊富ですよね。

りんごがドスーン

  • 作者(文・絵):多田ヒロシ
  • 初版:1976/8
  • 対象年齢:1歳~

 

あらすじ

野原に突然おおきなりんごが「ドスーン」と落ちてきた。

もぐらさんがやってきて、もぐもぐもぐ。「おーうまい。」
ありさんがやってきて、みちゃみちゃみちゃ。「あー、おいしい」
りすさん・うさぎさん・ぶたさんは、しゃりしゃりしゃり。
わにさんは、がりぽりがしがし。

みんな満腹、大満足!

おすすめポイント

いろいろな動物の、りんごを食べる音が楽しい!

いろいろな動物が大きなりんごを順番に食べているだけなのですが、それぞれの動物の食べ方に合った音がして、とても楽しく読むことができます。これだけ大きなりんごだと、みんなで食べてもけんかにならないでしょうね。食べ終わった動物は、りんごの横に座って待っているのですが、その満足そうな表情がかわいいです。

作者について

作者の多田ヒロシさんは、武蔵野美術大学デザイン科出身の絵本作家・漫画家です。子どもの頃から絵を描くのが大好きで戦争中でもよく描いていたそうです。もともと漫画家志望で大学在学中から漫画雑誌への投稿や持ち込みをして漫画の仕事をされていましたが、色のついた絵を描きたいという思いから絵本作家に転身しました。

多田ヒロシさんの絵柄は表情や動きがとても生き生きしているなと感じたのですが、漫画家と兼務されているということを知って、とても納得しました。