どんぐりざかのあそびうた
ようやく秋らしい気候になってきました。
今日は秋のおでかけにぴったりの絵本を紹介します!
あらすじ
こぶしの木の下の家には、うさぎの家族が住んでいます。お父さん、お母さん、そして5匹の子供たち。
秋のある日、みんなでピクニックに行きました。丘の上でお弁当を食べた後、子どもたちはたくさんどんぐりを見つけます。「よーい、どんぐり!」お父さんのかけ声で、どんぐりあつめのはじまりです。
♪どんどんどんぐり よういどん
♪どんどんどんぐり あつめてどん
たくさんどんぐりが集まって、気が付くと子どもたちはすやすやすや・・・。お父さんとお母さんは、手押し車に子供たちとどんぐりをのせておうちに帰ります。
おすすめポイント
楽譜つきの歌がたのしい!
この絵本は「もりのうさぎのうたえほん」全4冊のうちの1冊です。このシリーズは全て、物語の中に歌が出てくるのですが、巻末に歌の楽譜までついています。歌が出てくる絵本ってよくありますが、音程が分からないので、私が勝手に作曲して微妙な歌になることが多かったんですよね。それがこの本だと大丈夫!絵本にぴったりな素敵な歌を歌ってあげることができますよ。
子どもも気に入ったようで、絵本を読んでいないときもこの絵本の歌を歌っています。今度、ぜひどんぐり拾いに行って、この歌を歌ってみようと思います。
作者について
作者はひろかわさえこさんです。別の作品でも紹介しましたが、ひろかわさんの絵本にはリズムの良いことばや歌がよく出てきます。「どんどんどんどん♪」と子どもも歌いやすいことばから、ひろかわさんらしさを感じました。
もう1点特筆すべきは、画風、絵のタッチが他の絵本と全然違うことです。他の本は線も色もはっきりしたポップなものが多いように思うのですが、このシリーズは、鉛筆や水彩絵の具の優しい雰囲気になっています。ひろかわさんの絵の魅力にも注目したい一冊です!
ひろかわさんの絵本は、こちらでも紹介しています。