さわさわもみじ
涼しくなったと思ったらまた暑さが戻ってきたりしていましたが、最近ようやく秋の気配を感じるようになりました。
今週は秋に読みたい絵本を紹介します。
あらすじ
さわさわさわ かぜが吹いて、もみじが空に飛ばされます。
いろいろな色や形のもみじが空を舞って、くるくる地面に落ちます。
地面にできたもみじのじゅうたんには、どんぐりがぽとん。
強い風が吹いてきて、もみじは顔や道路・車の陰にまで飛んでいきます。
秋の風景を存分に味わえる、美しい絵本です。
おすすめポイント
秋の雰囲気満喫!
まず目に入るのは、秋の色が美しいイラストです。赤・黄・茶・オレンジ等、秋色の葉っぱが細かく描かれていて、目で秋を楽しむことができます。
次は秋の音です。耳からも秋を楽しみます。
もみじが風に吹かれてさわさわ、ざわざわ、ざざざざざ。
もみじのじゅうたんはふんわりふわふわ、ぬくぬく。
どんぐりはぽとん、ことん。
もみじの絵も音もとても楽しく遊んでいるように見えますが、でも秋のなんだかさみしい雰囲気も感じます。どうしてなんでしょうね・・・。
秋の楽しさ、美しさ、寂しさ、全部味わえるすごい絵本です!
作者について
作者は「あめぽぽぽ」でタッグを組んだ、歌人の東直子さんと、イラストレーターの木内達郎さんです。あめぽぽぽ・さわさわもみじを含む、「きせつのおでかけえほん」シリーズは、雨、春、夏、秋、冬と5冊出版されています。全部読みましたが、雨と秋が特によかったです。
作者の詳しい情報は、あめぽぽぽのページをご覧ください。