トリックオアトリート!
最近まで暑かったので忘れていたのですが・・・
もう10月なんですね!!
今日はこの季節にぴったりな、ハロウィンの絵本を。
我が家にはまだ根付いていない文化ですが(笑)
あらすじ
きょうはハロウィン。
4人のこどもたちが、とっておきの仮装ででかけます。
家のドアをたたいて、「トリックオアトリート!」
中から出てくるのは、とても個性的なひとたち。
くれるお菓子もとっても個性的!
こどもたちのポケットがお菓子でいっぱいになった頃、
まちのはずれで立派なお屋敷を見つけます。
みんなでドアをたたいて、「トリックオアトリート!」
ドアが開くとそこでは・・・!
おすすめポイント
にぎやかで楽しい!!
ポップで色鮮やかな絵柄がまず楽しい雰囲気にさせてくれます。
こどもの目も引くようで、我が家の子も、手渡すとすぐに「読んで!」と言ってきました。まだハロウィンって何なのかわかっていませんが、お祭りみたいな雰囲気が絵から伝わるのだと思います。
絵本に出てくる子どもたちはかなりばっちり仮装を決めているのですが、子どもたちが訪ね歩いている家の住人たちがもっと個性的で笑えます。その住人たちがくれるお菓子も、住人それぞれの個性にあったもので、見入ってしまいます。
あとは、最後のお屋敷の場面で使われている蓄光インクの効果ですね。暗いところで光るようになっていて、ハロウィンの夜の雰囲気にぴったりだと思いました。
我が家では縁遠いハロウィンですが、こんなに楽しいならちょっとやってみたいかも・・・と思わせてくれる1冊でした。
作者について
作者は岡村志満子さんです。
岡村さんは、子どもたちが楽しみにしながらハロウィンのイベントに向かえるような、ワクワクする絵本にしたかったそうです。絵本の中で、子どもたちが訪ねる家や人、お菓子は、どんな風に描けば子どものテンションが上がるかな?と考えながら描かれたそうですよ。
絵本の最後では、おかしをくれなかったおばけが子どもたちにイタズラされてしまいますが、それもなんだかほほえましいものになっています。(裏表紙にも続きがありますが、イタズラされたおばけもうれしそう)
子どもたちには相手が嫌な気持ちになるようなイタズラをしてほしくなかったので、このイタズラのシーンは何度も描き直し、かわいいイタズラに落ち着いたとのことです。
岡村さんの子どもへの思いが詰まった絵本、最後まで気持ちよく楽しめました!
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