毎週絵本

毎週、子ども向けに図書館で絵本を10冊借りることを習慣にしています。季節に合ったおすすめ絵本を紹介していきます。

ぞうくんのさんぽ

もうすぐ夏休み!
おでかけがテーマの絵本を紹介します。

ぞうくんのさんぽ

  • 作者(文・絵):なかのひろたか
  • 作者(レタリング):なかのまさたか
  • 初版:1977/4/1
  • 対象年齢:2歳~

あらすじ

ある天気のいい日、ごきげんなぞうさんはさんぽにでかけます。 途中で出会ったかばくんを散歩に誘うと、「せなかにのせてくれるならいってもいいよ。」 背中にかばくんを乗せて散歩する、ちからもちのぞうくん。次に出会ったわにくん、かめくんも背中に乗せますが、さすがに重くて・・・!

おすすめポイント

「いつものオチ」がある

ぞうくんの上にかばくん、わにくん、かめくんが乗って散歩する姿がなんともシュールで笑えます。ぞうくんはだんだん重さに耐えられなくなり、最後は「うわーっ」と転んでしまいます。ぞうくんシリーズの本は4冊ありますが、全て同じオチがあり、「来るぞ来るぞ」という期待感を味わうことができます。ぜひ全シリーズ読んでみてください。

作者について

なかのひろたかさんは、デザイン学校を卒業後、いったんアニメーション制作会社に就職しますが、自分の絵を描きたくなり、絵本作家となりました。
この作品は、当時流行していたナンセンストリオという芸人さんの十八番「親亀の唄」をヒントに、今までで一番簡単に話を考え付いたそうです。
ぞうくんは生まれてから40年以上世界中で愛されていますが、このシンプルさが良いのんかもしれませんね。