毎週絵本

毎週、子ども向けに図書館で絵本を10冊借りることを習慣にしています。季節に合ったおすすめ絵本を紹介していきます。

もりのおふろやさん

最近、秋がテーマの本を紹介していますが、まだ暑い・・・。
今年は秋を通り越して一気に寒くなるパターンかな?
でも気にせず、秋がテーマの絵本を紹介します!

もりのおふろやさん

  • 作者(文・絵):とよた かずひこ
  • 初版:2010/8
  • 対象年齢:2・3歳~

 

あらすじ

秋の夜です。
ぽこぽこ ぽこぽこ 森でおふろがわいています。
森のおふろやさんです。

「今夜はひえますなあ。」しかさん、かもしかさん、いのししさん、たぬきさん、きつねさんが、おふろやさんにやってきました。

「ふあ~~いいゆですな~~」「あ~~ごくらくごくらく」しかさんたちがゆっくりお湯につかっていると、近くから何やら声が聞こえます。
見てみると、くまのお母さんが赤ちゃんをお風呂に入れていました。

「かわいいあかちゃんですなぁ。」「ほんとほんと。」「いいつきですねぇ。」のんびりおしゃべりしながら体をあたためます。

心も体もあたたまった動物たちがおふろやさんから帰ると・・・。
おふろがグラッ!
落ち葉をかきわけて、おふろやさん親子が出てきます。
親子そろって仲良く店じまいです。

おすすめポイント

のんびりした雰囲気

秋も深まりちょっと寒くなってきた夜、お風呂はとっても気持ちいいですよね。動物たちの表情も本当に気持ちよさそうです。

動物たちは「ひえますなぁ。」「おふろいただきましょうかね。」「いい湯ですなぁ。」「かわいい赤ちゃんですなぁ。」と、上品なおじさんっぽい話し方をしていますが、これがとってもいい雰囲気を出していると思います。「うわー寒い!」「気持ちいい~!」「かわいい赤ちゃんだね!」だとこの雰囲気はでなかったでしょう。この話し方が、本当にお風呂が気持ちよくて、心まで穏やかになっている雰囲気を表していると思いました。

作者について

作者はとよたかずひこさんです。もりのおふろやさんは、ぽかぽかおふろシリーズのうちの1冊で、このシリーズは2019年10月現在、9冊出版されています。ももんちゃんにもおふろのお話がありますし、とよたさんって絶対おふろ(たぶん、露天風呂)が好きなんだろうなぁと・・・。

とよたさんについては、こちらにも書いていますのでぜひご覧ください!

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