ショコラちゃんは おいしゃさん
コロナウィルスの影響が各所に出ています。私の会社も在宅勤務の指示が出されました。感染のピークカットをして、医療崩壊を起こさない。この意見に賛成のおばさんは、おとなしく家で過ごしているのでした。
こんな時でも家で本を読むのは自由です!今日は医療関係(?)の絵本を紹介します。
あらすじ
「リリリリーン!」
ショコラちゃんのおうちに電話がかかってきます。なんと、アフリカの動物たちが病気でたいへんとのこと。ショコラちゃんは犬のバニラに留守番を任せ、自家用機(飛行機!)を操縦してアフリカに向かいます。
アフリカに着くと、白衣をはおって動物たちを診療するショコラちゃん。「ははーん、わかったわ。」ショコラちゃんは草や木の実で薬を作り、動物たちに飲ませます。動物たちはすっかりよくなりました。
「リリリリーン!」
次はショコラちゃんの携帯電話にバニラから電話が。ショコラちゃんは急いで家に帰ります。バニラの診察が終わるとまた・・・
「リリリリーン!」
ショコラせんせいは大忙しです。
おすすめポイント
ショコラちゃんはなんでもやる。人生ほんとに楽しそう!
ショコラちゃんシリーズを全部読みましたが、ショコラちゃんはアクティブで好きなことが多く、何でもやってしまいます。スポーツ、車の運転、飛行機の操縦、レストラン、お花屋さん。そして今回はとうとうお医者さんになってしまいました。レストランやお花屋さんに至っては、「ごっこ」ではなく本当に開業しています。
ショコラちゃんシリーズを読み始めた頃は、「子どもがこんなに簡単にレストラン開業できるなんて、大人の世界をなめてもらっちゃ困る!」とちょっと否定的に思っていました(笑)ですが、3冊目ぐらいから、ショコラちゃんがまっすぐに、身軽に行動する姿に魅力を感じるようになりました。きっとショコラちゃんは、「好き」なことを『超』積極的にやるタイプで、だからこんなにできるようになるんでしょうね。こんな生活ができたら、人生楽しいだろうなぁ。
作者について
作者は、中川ひろたかさんとはたこうしろうさんです。今回は中川ひろたかさんを紹介したいと思います。
中川さんは、シンガーソングライター、絵本作家、カフェ店主、劇団立ち上げ、などなど多方面で活躍なさっています。なんと、ひらけ!ポンキッキで放送された「おーいかばくん」の作曲者なんですね。あの歌はなんだか忘れられません。(あ、世代がわかる・・・)
中川さんが絵本作家になったのは、ベネッセのこどもチャレンジで曲を作っていた時、本誌の編集者に「俺に話を書かせてみない?」とその場のノリで言ったことがきっかけでした。お話はそれまで書いたこともなかったけれど、書けると思ったそうです。
中川さんが多方面で活躍されている理由がわかるエピソードですよね。そしてショコラちゃんは、中川さんと考え方がきっと同じなんでしょう。
「やりたいことはすぐやってみる!」
石橋を叩いて叩いて、なかなか渡らない私には、本当に輝いて見えます。
ショコラちゃんシリーズはこちらでも紹介しています。こちらは絵を担当されているはたこうしろうさんに注目しております!